アップニーク(アップニークミニ点眼液0.1%、一般名オキシメタゾリン塩酸塩)は薬価基準に収載されていない自由診療薬で、公的医療保険は使えません。30本(1か月分)の薬代は、2026年10月時点の医療機関の公表価格で4,890〜6,000円台が中心です。薬代に診察料と、オンライン診療では送料・システム利用料が加わるため、総額で比べることが大切です。
アップニークの値段は、薬代・診察料・配送や手数料の3つの合計で決まり、医療機関ごとに設定されています。
本記事では、国内添付文書と参天製薬の発売情報、医療機関の公表価格をもとに、費用の内訳、続けた場合の総額、保険が使える手術との費用の考え方、オンライン診療で処方を受ける流れと注意点を整理します。
📖 アップニークの効果と副作用はアップニークとは、手術との違いは眼瞼下垂は手術しないと治らない?で整理しています。
アップニークに保険は使える?
アップニークに公的医療保険は使えません。参天製薬の発売案内によると、アップニークミニ点眼液0.1%は薬価基準未収載医薬品として2026年5月15日に発売されました。薬価がない医薬品は保険診療で処方できないため、全額自己負担の自由診療になります。
自由診療の価格は医療機関が自由に設定します。同じ薬でも医療機関によって値段が違うのはそのためです。
アップニークの値段の内訳
アップニークの費用は、薬代・診察料・配送や手数料の3つに分かれます。広告やサイトに大きく書かれているのは薬代だけのことが多いため、総額で比べてください。
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 薬代(30本・1か月分) | 4,890〜6,000円台 | 1箱30本(0.3mL×30)。医療機関により約1,000円の幅がある |
| 初診料 | 無料〜3,300円程度 | 再診料は無料〜1,500円程度。診察料無料の医療機関もある |
| 送料・システム利用料(オンライン診療) | 550〜1,500円程度 | 配送1回ごとにかかることが多い |
| 初回の総額の目安 | 5,500〜1万円程度 | 薬代+診察料+送料の合計 |
値段を比べるときは、次の3点をそろえてから見ると判断しやすくなります。
- 本数と内容量:30本(1か月分)で比べる。10本単位で出している医療機関は30本換算する
- 診察料の有無:初診料・再診料が別か、薬代に含まれるか
- 配送・手数料:オンライン診療の送料・システム利用料、対面の場合は交通費と時間
続けた場合の費用はいくら?
アップニークを毎日1回使うと、30本で1か月分です。薬代が月5,000〜6,000円の場合、3か月で1万5,000〜1万8,000円、6か月で3万〜3万6,000円、1年で6〜7万円程度になります。
| 期間 | 月5,000円の場合 | 月6,000円の場合 |
|---|---|---|
| 1か月 | 5,000円 | 6,000円 |
| 3か月 | 1万5,000円 | 1万8,000円 |
| 6か月 | 3万円 | 3万6,000円 |
| 1年 | 6万円 | 7万2,000円 |
使用頻度は、後天性眼瞼下垂と診断されたうえで、症状が支障になる時間帯に合わせて医師と相談して決めます。毎日使わない場合は、その分費用が下がります。国内添付文書は6か月を超える点眼の有効性と安全性は検討されていないとしており、長く続ける場合は医師が定期的に効果と副作用を確認します。
手術と比べた費用の考え方
眼瞼下垂症手術は、上まぶたが黒目にかかって視野が狭くなっているなど機能的な問題があり、眼瞼下垂症と診断されれば保険が適用されます。彩の国東大宮メディカルセンター形成外科の案内では、眼瞼挙筋前転法は片側7,200点で、両側の自己負担は3割で約5万円、1割で約1万5,000円とされています。見た目の改善だけを目的とする場合は自由診療で、費用は医療機関により異なります。
| 項目 | アップニーク(点眼薬) | 眼瞼下垂症手術(保険適用の場合) |
|---|---|---|
| 費用 | 薬代 月4,890〜6,000円台+診察料・送料 | 3割負担で両側約5万円程度 |
| 効果の続き方 | 点眼後6〜8時間程度。やめれば元に戻る | 手術後も続く |
| ダウンタイム | なし | 腫れ・内出血が1〜2週間。傷あとは半年以上かけて目立たなくなる |
| 向いている人 | 国内試験と同じ程度の下垂で試したい人、手術を希望しない人、毎日の点眼を続けられる人 | 視野が大きく欠けている人、効果を長く続けたい人 |
2年以上毎日使い続けるなら、費用だけを見れば手術のほうが低くなることがあります。一方で、手術には東京大学医学部附属病院形成外科の資料にあるように腫れが1週間で約7割、1か月で約9割引く程度のダウンタイムがあり、点眼薬にはありません。費用と効果の続き方、ダウンタイムの3つで比べてください。
オンライン診療でアップニークを処方してもらう流れ
アップニークは医療用医薬品で、医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。オンライン診療で処方している医療機関では、おおむね次の流れになります。
- 予約:医療機関のサイトやLINEなどから診察を予約する
- 問診:まぶたの状態、発症の経過、持病(緑内障・心血管の病気)、服用中の薬(MAO阻害剤・降圧剤・強心配糖体など)、妊娠・授乳の有無を入力する
- 診察:ビデオ通話や写真で医師がまぶたの状態を確認し、後天性眼瞼下垂に当たるか、使用に注意が必要な人に当たらないかを判断する
- 処方・決済:処方が決まれば決済し、自宅に配送される
- 再診:効果と副作用を確認し、継続を判断する
オンライン診療で注意したいこと
オンライン診療では、眼圧の測定や隅角(房水の出口)の検査はできません。国内添付文書は、閉塞隅角緑内障の人は急性の発作を起こすおそれがあるとしています。緑内障と言われたことがある人、強い遠視の人、目の痛みや頭痛を伴う視力低下を経験したことがある人は、対面の眼科で隅角を確認してから使用を判断してください。
急にまぶたが下がった、片側だけで瞳の大きさが違う、物が二重に見える場合は、脳や神経の病気のことがあるため、オンライン診療で点眼薬を処方してもらう前に対面での検査が必要です。
「安い」アップニークに注意
医師の診察なしで買える海外からの個人輸入品は、アップニークと同じ名前でも避けてください。厚生労働省は、個人輸入した医薬品は品質・有効性・安全性が確認されておらず、偽造品のおそれがあり、健康被害が起きても救済制度の対象にならないとしています。
国内で承認されたアップニークを医師の処方で使い、承認された用法で重い健康被害が起きた場合は、医薬品副作用被害救済制度の対象になります。値段の差は、この安全性の差でもあります。
キレイパスオンラインクリニックでの取り扱い
| メニュー | 単月購入 | 定期配送 |
|---|---|---|
| アップニーク | 6,320円 | 5,430円/月 |
2026年10月時点の価格です。送料550円が別途かかります。自由診療のため公的医療保険は適用されません。診察料は無料です。処方は最大6か月分までとし、6か月の時点で効果を確認します。20歳未満の方には処方していません。副作用として結膜充血、点状角膜炎、霧視、眼瞼のかゆみなどがあります。診療の流れはまつ毛・目ヂカラ診療メニューを参照してください。
まとめ
- アップニークは薬価基準未収載の自由診療薬で、保険は使えません。30本(1か月分)の薬代は医療機関により4,890〜6,000円台が中心で、診察料と送料・手数料が別にかかります。
- 毎日使うと薬代は1年で6〜7万円程度です。使用頻度は医師と相談して決め、6か月を超える使用は医師の判断が必要です。
- 眼瞼下垂症手術は視野障害があれば保険が適用され、3割負担で両側約5万円程度が目安です。長く続けるなら費用は手術が有利なことがありますが、ダウンタイムの有無も含めて比べます。
- オンライン診療では問診・診察を経て処方・配送されます。緑内障の疑いや急な下垂は対面の検査が先です。診察なしの個人輸入品は避けてください。