アップニーク(アップニークミニ点眼液0.1%、一般名オキシメタゾリン塩酸塩)は、1回使い切りの容器を使って1日1回1滴を点眼します。手順の要点は、開封後の最初の1〜2滴を捨てること、点眼後に1〜5分まぶたを閉じて目頭を押さえること、残った液は捨てることの3つです。コンタクトレンズは外して点眼し、メイクは点眼のあとに行います。
アップニークは、添付文書の適用上の注意に沿って点眼することで、1滴分の薬液を目に行き渡らせ、効果のばらつきを減らせる点眼薬です。
本記事では、国内添付文書と米国FDA添付文書をもとに、点眼の7ステップ、コンタクトレンズ・メイク・他の点眼薬との順番、さし忘れや2回さしたときの対応、保存方法を整理します。
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アップニークの容器と用法
アップニークミニは、0.3mLの薬液が入った1回使い切りのプラスチック容器で、10本入りのアルミ袋3つ(計30本)が1箱です。保存剤(防腐剤)を含まないため、開封した容器はその場で使い切り、残った液は捨てます。
国内添付文書の用法・用量は、成人に1回1滴、1日1回点眼です。両目に使う場合も、1本の容器から左右それぞれに1滴ずつ点眼し、使い終わった容器は捨てます。
アップニークの点眼手順7ステップ
アップニークの点眼は、添付文書の適用上の注意に沿うと次の7ステップになります。所要時間は5分程度です。
- 手を洗う:石けんで手を洗い、清潔なタオルで拭く
- 容器を開封する:アルミ袋から容器を1本取り出し、キャップをひねって開ける。容器の先端には触れない
- 最初の1〜2滴を捨てる:開封時に出る容器の破片を除くため、最初の1〜2滴は点眼せずに捨てる(添付文書の定め)
- 1滴を点眼する:上を向き、下まぶたを軽く引いて、容器の先端が目やまつ毛に触れないように1滴落とす
- まぶたを閉じて目頭を押さえる:1〜5分間まぶたを閉じ、目頭(涙嚢部)を指で軽く押さえる。薬液が鼻や喉に流れるのを防ぎ、目にとどめる
- あふれた液を拭く:まぶたの外にあふれた液を清潔なティッシュで押さえるように拭く。こすらない
- 容器を捨てる:残った液は使わず、容器ごと捨てる
点眼で失敗しやすい3つのポイント
鹿児島大学病院薬剤部の点眼薬の使い方でも共通して注意されているのは、次の3点です。
- まばたきをしない:点眼直後にまばたきをすると薬液が鼻に流れ、目に残る量が減る。まぶたを閉じて目頭を押さえる
- 容器の先端を目に触れさせない:先端に目やまつ毛が触れると、薬液が汚染される
- 1滴で十分:目に入る薬液の量は1滴で足りる。2滴さしてもあふれるだけで効果は増えない
コンタクトレンズを使っている場合
アップニークの国内添付文書に、コンタクトレンズに関する記載はありません。米国FDAの添付文書は、コンタクトレンズを外してから点眼し、点眼後15分以上たってから装用するよう定めています。
| レンズ | 点眼の仕方 | 理由 |
|---|---|---|
| ソフトコンタクトレンズ | 外して点眼し、15分以上あけて装用 | レンズが薬液を吸着し、目の刺激やレンズの変質につながることがある |
| ハードコンタクトレンズ | 外して点眼し、15分以上あけて装用 | レンズの下に薬液がたまり、角膜への刺激になることがある。ハードレンズの長期使用は眼瞼下垂の原因の1つでもある |
| 1日使い捨てレンズ | 点眼して15分以上たってから新しいレンズを装用 | 朝の点眼なら、身支度の最初に点眼すると待ち時間を作りやすい |
ハードコンタクトレンズを長く使っている人は、レンズそのものが眼瞼下垂の原因になっていることがあります。レンズの種類の見直しも含めて、眼科で相談してください。
メイク・スキンケアとの順番
アップニークは、メイクより先に点眼します。メイクのあとに点眼すると、あふれた薬液でアイラインやマスカラが崩れ、拭き取るときにまぶたをこすることになります。
朝の身支度での順番の一例は次のとおりです。
- 洗顔・スキンケア(目の周りのクリームは点眼の前に塗らない)
- アップニークを点眼し、1〜5分まぶたを閉じて目頭を押さえる
- あふれた液をティッシュで押さえて拭く
- 下地・ファンデーション・アイメイク
目の周りに塗ったクリームや日焼け止めが目に入らないよう、点眼はスキンケアの前か、塗ったあとに手を洗ってから行います。メイクを落とすときは、まぶたを強くこすらないようにします。まぶたをこすることは、眼瞼下垂の進行につながる刺激と考えられています。
他の点眼薬・外用薬との間隔
添付文書は、他の点眼薬を併用する場合は5分以上あけて点眼するよう定めています。先にさした薬液が、あとの薬液で流されるのを防ぐためです。
- ドライアイの点眼薬・緑内障の点眼薬など:5分以上あけて点眼する。どちらを先にするかは医師・薬剤師に確認する
- まつ毛の育毛薬ビマトプロスト外用液:目に入れる薬ではなく、上まつ毛の生え際に塗る薬。アップニークを点眼してあふれた液を拭いたあとに塗る順番が考えられるが、使う順番と間隔は医師に確認する
- 目薬タイプの市販薬:充血用の市販点眼薬にも同じ系統の成分(血管収縮薬)が入っていることがある。併用は医師に伝える
ビマトプロストの塗り方はビマトプロスト外用液の塗り方で手順を整理しています。
さし忘れた・2回さしたとき
アップニークをさし忘れた日は、気づいた時点で点眼するか、その日は飛ばして翌日から再開します。アップニークは点眼した日の数時間だけ効く薬で、1回の点眼忘れで下垂が急に進むとは考えにくいです。翌日に2回分をまとめてさす必要はありません。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 朝さし忘れ、昼に気づいた | その時点で点眼してよい。効果は点眼から6〜8時間程度 |
| 夜に気づいた | その日は飛ばし、翌日から再開する |
| 1日に2回さしてしまった | 翌日から1日1回に戻す。動悸・血圧の変動・強い充血が出たら医師に相談 |
| 点眼直後にまばたきして流れ出た | 1滴の多くは目に残っている。さし直す場合も同じ容器の残液は使わず、医師の指示に従う |
| 目が赤い・まぶたが腫れている | 炎症が治まるまで使わない(添付文書の定め)。長引く場合は受診 |
| 点眼後にまぶしい・見えにくい | 散瞳の可能性。回復するまで運転や機械の操作を避け、サングラスを使う |
保存方法と使用期限
アップニークミニは室温で保存し、光を避けます。添付文書によると、開封したアルミ袋は遮光用の投薬袋に入れて室温で保存する場合は3か月以内、2〜8℃で保存する場合は1年以内に使います。未開封の有効期間は2年6か月です。
- アルミ袋には脱酸素剤が入っている。袋を開けたら、残りの容器は袋ごと遮光袋に戻す
- 開封した容器は保管しない(保存剤を含まないため、細菌が入るおそれがある)
- 車の中など高温になる場所に置かない
- 小児の手の届かない場所に保管する
キレイパスオンラインクリニックでの取り扱い
| メニュー | 単月購入 | 定期配送 |
|---|---|---|
| アップニーク | 6,320円 | 5,430円/月 |
2026年10月時点の価格です。送料550円が別途かかります。自由診療のため公的医療保険は適用されません。診察料は無料です。処方は最大6か月分までとし、6か月の時点で効果を確認します。20歳未満の方には処方していません。副作用として結膜充血、点状角膜炎、霧視、眼瞼のかゆみなどがあります。診療の流れはまつ毛・目ヂカラ診療メニューを参照してください。
まとめ
- アップニークは1回使い切りの容器で、1日1回1滴を点眼します。開封後の最初の1〜2滴は捨て、残った液も捨てます。
- 点眼後は1〜5分まぶたを閉じて目頭を押さえ、あふれた液はこすらずに拭きます。他の点眼薬とは5分以上あけます。
- コンタクトレンズは外して点眼し、米国添付文書に従えば15分以上あけて装用します。メイクは点眼のあとに行います。
- さし忘れた日は気づいた時点でさすか飛ばして翌日から再開し、1日2回以上はさしません。保存は室温・遮光で、開封した袋は3か月以内に使います。