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マンジャロの効果|減量率・作用機序・いつから出るかを解説

マンジャロ(週1回注射のGIP/GLP-1受容体作動薬)の効果イメージ

マンジャロ(チルゼパチド)はGIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用する週1回の皮下注射薬で、SURMOUNT-1試験の15mg群では72週時点で平均20.9%の体重減少が報告されています。 食欲抑制と満腹感の持続により、生活習慣の改善と組み合わせたときに減量効果が期待されます。

本記事では、PMDAの承認情報とSURMOUNT-1試験(NEJM 2022)の公開データに基づき、マンジャロの作用機序・減量率・効果が出るまでの時間軸を整理します。

📖 マンジャロ以外の選択肢(リベルサス・フォシーガ・漢方)も含めた比較は 医療ダイエットの薬を徹底比較 にまとめています。

マンジャロとは(薬剤の位置づけ)

マンジャロは日本イーライリリーが製造販売するチルゼパチドを有効成分とする注射薬で、GIP受容体とGLP-1受容体の2つに作用するデュアルアゴニスト です。国内では2型糖尿病治療薬として承認されており、週1回、自己注射で投与します。

GLP-1受容体のみに作用するリベルサス(セマグルチド)と異なり、マンジャロはGIP受容体にも同時に作用する点で薬理学的な立ち位置が異なります。GIPはインスリン分泌を促す消化管ホルモンの1つで、GLP-1と併せて食後の血糖調整に関与しています。

美容・痩身目的での使用は国内では適応外となるため、キレイパスでは医師の診察を経た自由診療で処方しています。

マンジャロの作用機序(なぜ体重が減るのか)

マンジャロが体重減少をもたらす経路は、主に以下の3つが想定されています。

1. 食欲中枢への作用による食欲抑制 GLP-1受容体は脳の視床下部にも分布しており、食欲を司る中枢に作用することで空腹感を抑える方向に働きます。マンジャロはこの経路をGLP-1単独薬より強く刺激することが、臨床試験の食事量評価から示唆されています。

2. 胃排出の遅延による満腹感の持続 食事後の胃からの排出が緩やかになるため、少量の食事でも満腹感が長く続きやすくなります。胃排出の遅延は1日あたりの総摂取カロリー減少につながると考えられています。

3. GIP受容体への作用による代謝面への影響 GIP受容体への作用は脂肪組織・エネルギー代謝への多面的な影響が研究されており、GLP-1単独薬と比較した減量幅の拡大に寄与している可能性が報告されています。ただしGIP受容体作用の臨床的意義は現在も検証が続いています。

マンジャロの減量効果(臨床試験データ)

マンジャロの減量効果を定量的に示す最も代表的な臨床試験が SURMOUNT-1試験 です。2型糖尿病のない肥満成人(BMI≥30、またはBMI≥27かつ体重関連合併症あり)を対象に、チルゼパチド5mg/10mg/15mgとプラセボを比較しました。

SURMOUNT-1試験の結果(NEJM 2022, n=2,539)

用量72週時点の平均体重減少率臨床的に有意な減量(5%以上)到達率
プラセボ−3.1%34.5%
チルゼパチド 5mg−15.0%85.1%
チルゼパチド 10mg−19.5%88.9%
チルゼパチド 15mg−20.9%90.9%

出典: The New England Journal of Medicine 2022(SURMOUNT-1試験, n=2,539, BMI≥30の成人・2型糖尿病なし)

上表はあくまで臨床試験の集団平均値であり、個人の体重減少量を保証するものではありません。また本試験では食事・運動指導が併用されている点にも留意が必要です。

2型糖尿病を有する集団を対象にしたSURPASS試験では減量幅はやや小さく報告されており、背景疾患・年齢・用量・生活習慣によって結果は変動します。

効果が出るまでの時間軸

マンジャロの効果の現れ方は「食欲の変化」と「体重の変化」でタイミングが異なる傾向があります。

時期体感の目安
初回投与〜1週食欲抑制・満腹感の持続を感じる方が出始める。副作用(吐き気・便秘など)も出やすい時期
2〜4週間食欲求の低下・食事量の自然な減少が定着してくる。体重変化は小さいことが多い
4〜8週(用量増量後)体重計で下降傾向を実感しやすくなる時期。用量が合っているかの評価を医師が行う
12週以降減量幅が安定してくる。生活習慣と併用した減量ペースが確立する

効果の実感が弱い場合の見直しポイントは GLP-1で痩せない5つの原因 に整理しています。

用法・用量の基本

マンジャロの用量は低用量から段階的に増量するのが標準的な運用です。

項目内容
投与頻度週1回
投与経路皮下注射(腹部・大腿部・上腕)
開始用量2.5mg/週
維持用量5mg/週(効果・忍容性に応じて段階的に10mg・15mgまで増量)
増量間隔4週間以上
注射部位毎回変える
曜日を変える場合前回投与から3日以上空ける

詳細はマンジャロ商品ページとキレイパスの処方医の指示を確認してください。

リベルサスとの効果差(簡易比較)

同じGLP-1受容体作動薬群のリベルサス(セマグルチド・経口)との違いを簡潔に整理します。

項目マンジャロリベルサス
作用する受容体GIP + GLP-1GLP-1
剤形週1回 皮下注射1日1回 経口錠
臨床試験の減量幅SURMOUNT-1(15mg)で72週 −20.9%STEP試験群(2.4mg)で68週 約−15%
服用・投与条件注射部位を毎回変える空腹時・水120mL以下・30分飲食禁止

作用機序・剤形・服用条件の違いは リベルサスとマンジャロの違い で詳しく比較しています。

美容・痩身目的で使う際の前提

マンジャロの国内承認は2型糖尿病治療薬であり、美容・痩身目的での処方は 適応外処方 に該当します。自由診療で処方する場合も、以下の前提を理解したうえで医師と相談してください。

  • BMI・既往歴・併用薬・妊娠の可能性などにより処方可否が判断される
  • 効果・副作用には個人差があり、すべての人に減量効果が出るわけではない
  • 食事・運動・睡眠など生活習慣との併用が前提となる
  • 中止後の体重変化(リバウンド)リスクがあるため、やめ方も医師と相談のうえ計画する

副作用の種類と対処法は GLP-1ダイエットの副作用 に整理しています。

キレイパスでの処方の流れ

  1. LINEから診療予約(診察料0円)
  2. 医師とビデオ通話で問診(BMI・既往歴・併用薬の確認)
  3. マンジャロの適応判断と開始用量の決定
  4. 最短翌日に自宅へ配送(注射器具・使用説明書同梱)
  5. 再診でのフォローアップ(効果・副作用の評価、用量調整)

費用と用量プランはマンジャロ商品ページで確認できます。

まとめ

  • マンジャロはGIP受容体とGLP-1受容体に作用する週1回の注射薬(チルゼパチド)
  • SURMOUNT-1試験の15mg群では72週時点で平均20.9%の体重減少が報告
  • 効果の実感は食欲抑制で早期、体重変化は用量増量後の4〜8週以降が一般的
  • 国内承認は2型糖尿病治療で、美容・痩身目的は自由診療の適応外処方
  • 減量幅・副作用には個人差があり、食事・運動・生活習慣との併用が前提

減量効果・副作用には個人差があります。開始前には必ず医師の診察を受け、ご自身の体質と生活リズムに合う薬剤と用量を一緒に検討していきましょう。

よくある質問

マンジャロはどのくらい体重が減りますか?
2型糖尿病の有無や用量によって差がありますが、SURMOUNT-1試験では15mg群で72週時点の平均体重減少率が20.9%と報告されています。減量幅は用量・期間・生活習慣によって変わり、個人差があります。
マンジャロの効果はいつから実感できますか?
食欲抑制は初回投与後数日以内に感じる方もいますが、体重変化として実感しやすいのは用量増量後の4〜8週以降が一般的です。効果の出方には個人差があります。
マンジャロはリベルサスより効果が高いですか?
臨床試験上はGIP受容体にも作用するマンジャロの方が減量幅が大きい傾向が報告されています。ただし副作用の出方・剤形・生活リズムとの相性も異なるため、どちらが合うかは医師の診察で判断します。詳細はリベルサスとマンジャロの違いを参照してください。
マンジャロは保険適用になりますか?
2型糖尿病の治療目的であれば国内では保険診療の対象になりますが、美容・痩身目的での処方は適応外となり、自由診療です。
マンジャロをやめたら体重は戻りますか?
GLP-1受容体作動薬の中止後に体重が一部戻ることは複数の臨床試験で報告されています。やめ方・再開の判断は自己判断せず、医師に相談のうえ調整してください。
マンジャロを打つ曜日は決まっていますか?
週1回、同じ曜日での投与が推奨されています。曜日を変える必要がある場合は、前回投与から3日以上空けることが添付文書で示されています。

この記事の監修者

佐藤 花子 顔写真

佐藤 花子

医師・糖尿病内科専門医

糖尿病内科専門医として、GLP-1受容体作動薬・SGLT2阻害薬を用いた肥満症・糖尿病治療に20年以上従事。医療コラムの監修を通じて、オンライン診療における安全な自由診療の普及に協力している。

※本プロフィールは監修医師ブロックのレイアウト確認用ダミーデータです。実在の医師・クリニックを示すものではありません。

参考文献・出典

  1. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity (SURMOUNT-1, NEJM 2022)(The New England Journal of Medicine)
  2. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)公式サイト(医薬品医療機器総合機構)
  3. 日本イーライリリー株式会社 公式サイト(マンジャロ製造販売元)(日本イーライリリー株式会社)
  4. 肥満症診療ガイドライン2022(日本肥満学会)
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