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漢方ダイエット体質診断|実証・虚証の見分け方

漢方ダイエットの体質診断と実証・虚証の見分け方イメージ

漢方ダイエットでは体質(証)に合った処方を選ぶことが最も重要であり、実証には防風通聖散・大柴胡湯、虚証には防已黄耆湯が適します。 体質を誤って判定すると効果が得られないだけでなく、副作用リスクが高まるため、東洋医学の「証」を正しく理解したうえで処方を選ぶ必要があります。

本記事では、漢方ダイエットの基本となる実証・虚証・中間証の見分け方と、体質別の処方選択を日本東洋医学会の知見に基づいて解説します。

📖 漢方ダイエットの始め方・処方の選び方は 漢方ダイエットの始め方 で体系的に整理しています。

漢方の「証」とは?

東洋医学における「証(しょう)」とは、患者の体質・体力・症状を総合的に評価した分類です。西洋医学が病名に基づいて治療薬を選ぶのに対し、東洋医学では同じ病名でも体質(証)が異なれば使う漢方薬も異なります。

漢方ダイエットにおいて最も重要な証の分類は「虚実(きょじつ)」です。

  • 実証: 体力が充実しており、体の機能が過剰にはたらいている状態
  • 虚証: 体力が不足しており、体の機能が低下している状態
  • 中間証: 実証と虚証のどちらにも完全には当てはまらない状態

実証・虚証・中間証のチェックリスト

以下のチェックリストで自分の体質の傾向を把握できます。A群に多く当てはまれば実証寄り、B群に多く当てはまれば虚証寄りです。

A群(実証寄りの特徴)

  • 体格ががっちりしている・筋肉質
  • 声が大きくはっきりしている
  • 暑がりで冷房を好む
  • 胃腸が丈夫で何でも食べられる
  • 便秘しやすい
  • 肌のつやが良い
  • 行動的でエネルギッシュ
  • 食欲旺盛
  • 顔が赤くなりやすい
  • 肩こりや頭痛が起きやすい

B群(虚証寄りの特徴)

  • 華奢またはぽっちゃり(筋肉にしまりがない)
  • 声が小さく控えめ
  • 寒がりで冷え性
  • 胃腸が弱く下痢しやすい
  • 色白でむくみやすい
  • 汗をかきやすい
  • 疲れやすく体がだるい
  • 食が細い
  • 風邪をひきやすい
  • 立ちくらみ・めまいがある

判定の目安

A群の数B群の数傾向
7個以上3個以下実証
4〜6個4〜6個中間証
3個以下7個以上虚証

このチェックリストはあくまで自己判断の目安です。正確な体質判定には、医師による問診・腹診が必要です。

体質別の漢方処方の選び方

実証タイプの処方選択

実証タイプにはさらに太り方のパターンによって処方を使い分けます。

太り方のパターン推奨処方主な特徴
お腹周りに脂肪が多い・便秘がち防風通聖散18種の生薬で代謝への働き・便通改善・発汗
ストレスで食べ過ぎる・肋骨下が張る大柴胡湯8種の生薬でストレス緩和・脂質代謝改善

防風通聖散が適するケース: お腹を触ると皮下脂肪が厚く、3日以上便が出ないことがある。暑がりで汗はかきにくい。防風通聖散の詳しい解説は防風通聖散の効果と副作用をご覧ください。

大柴胡湯が適するケース: 肋骨の下あたりを押すと張りや痛みがある(胸脇苦満)。イライラすると食べ過ぎる。上半身ががっちりしている。大柴胡湯の詳しい解説は大柴胡湯の効果と副作用をご覧ください。

虚証タイプの処方選択

虚証タイプには防已黄耆湯が第一選択です。

太り方のパターン推奨処方主な特徴
水太り・むくみ・汗かき防已黄耆湯6種の生薬で利水・むくみ改善

防已黄耆湯が適するケース: 色白で疲れやすく、夕方になると下半身がむくむ。汗をかきやすく、筋肉にしまりがない。防已黄耆湯の詳しい解説は防已黄耆湯の効果と副作用をご覧ください。

中間証タイプの処方選択

中間証の方は、最も強い症状や悩みに合わせて処方を選びます。

  • ストレスと過食が主な悩み → 大柴胡湯を検討
  • むくみと冷えが主な悩み → 防已黄耆湯を検討
  • 便秘とお腹の脂肪が主な悩み → 防風通聖散を検討

中間証の場合は特に自己判断が難しいため、医師の診察を受けて処方を決めることが推奨されます。

3処方の比較表

比較項目防風通聖散大柴胡湯防已黄耆湯
適する証実証実証〜中間証虚証
体格太鼓腹・皮下脂肪多いがっちり・上半身太りぽっちゃり・水太り
便通便秘がち便秘傾向正常〜軟便
かきにくい普通かきやすい
冷え感じにくい感じにくい冷え性
むくみ軽度軽度強い
ストレス反応普通過食に走る疲労が増す
生薬数18種8種6種
定期便料金(税込)月4,280円月6,480円月6,480円
商品ページ防風通聖散の商品ページ大柴胡湯の商品ページ防已黄耆湯の商品ページ

※ いずれも送料550円(税込)が別途かかります。自由診療のため保険は適用されません。

よくある誤選択の例

体質に合わない漢方薬を選んでしまうケースは少なくありません。よくある誤選択とそのリスクを紹介します。

虚証の方が防風通聖散を選んでしまうケース

「お腹の脂肪を落としたい」という理由だけで防風通聖散を選ぶと、虚弱体質の方では下痢・腹痛・食欲不振が強く出る場合があります。防風通聖散に含まれる麻黄のエフェドリンは交感神経を刺激するため、動悸・不眠のリスクも高まります。

実証の方が防已黄耆湯を選んでしまうケース

「むくみが気になる」という理由で実証の方が防已黄耆湯を選んでも、体質に合わないため十分な効果は期待できません。実証のむくみには防風通聖散の利水作用のほうが適している場合があります。

ストレス太りに防風通聖散を選んでしまうケース

ストレスで食べ過ぎるパターンの場合、自律神経調整作用のある大柴胡湯のほうが根本的なアプローチになります。防風通聖散は便通改善と代謝への働きに重点を置いた処方であり、ストレスそのものへの作用は弱い点に注意が必要です。

キレイパスで体質に合った漢方薬を処方してもらう流れ

キレイパスオンラインクリニック(GMOビューティー株式会社運営)では、オンライン診療で医師が体質を確認し、3処方から最適なものを選んで処方しています。

  1. LINEから診療予約(診察料0円・土日祝も受付)
  2. 医師とビデオ通話で問診(体質チェック・太り方のパターン・既往歴・併用薬を確認)
  3. 体質に合った処方を医師が選択(防風通聖散・大柴胡湯・防已黄耆湯のいずれか)
  4. 最短翌日に自宅へ配送
  5. 継続中の体質変化も再診で確認

自分ではどの漢方薬が合うか判断がつかない場合でも、医師が問診を通じて適した処方を選びます。自由診療のため保険は適用されません。費用・副作用・治療期間は診察時にご確認ください。

漢方ダイエットの商品一覧

漢方ダイエットの始め方

まとめ

  • 漢方ダイエットでは体質(証)の見極めが処方選択の最重要ポイント
  • 実証(体力充実・便秘・暑がり)には防風通聖散または大柴胡湯が適する
  • 虚証(体力不足・むくみ・冷え性・汗かき)には防已黄耆湯が適する
  • 中間証は最も強い症状に合わせて処方を選ぶ
  • 体質に合わない処方は効果が出にくく副作用リスクも高まるため、最終判断は医師の診察で行う

よくある質問

自分が実証か虚証か分からない場合はどうすればいいですか?
自己判断は難しいため、医師の診察を受けることを推奨します。キレイパスではオンライン診療で医師が問診を通じて体質を判断し、適した漢方薬を処方します。診察料は0円です。
実証と虚証の中間の場合はどの漢方薬を使いますか?
中間証の場合は症状の傾向を総合的に判断します。ストレス太りの傾向があれば大柴胡湯、むくみが強ければ防已黄耆湯など、最も強い症状に合わせた処方を医師が選択します。
体質は変わることがありますか?
年齢・生活環境・ストレス・病気などで体質は変化します。若い頃は実証だった方が加齢とともに虚証寄りになるケースは珍しくありません。漢方薬を継続する場合は定期的に体質を再評価することが重要です。
痩せ型でも漢方ダイエットは使えますか?
漢方薬はBMIだけでなく体質全体を見て処方します。痩せ型でもむくみや水太りの傾向がある方には防已黄耆湯が適用される場合があります。体型だけで判断せず、医師に相談してください。
体質チェックリストで判定した結果と医師の判断が違うことはありますか?
セルフチェックはあくまで目安です。東洋医学の体質判定は、問診に加えて脈診・腹診・舌診など複数の診察所見を総合して行います。オンライン診療でも問診を通じた医師の判断が最も正確です。

この記事の監修者

佐藤 花子 顔写真

佐藤 花子

医師・糖尿病内科専門医

糖尿病内科専門医として、GLP-1受容体作動薬・SGLT2阻害薬を用いた肥満症・糖尿病治療に20年以上従事。医療コラムの監修を通じて、オンライン診療における安全な自由診療の普及に協力している。

※本プロフィールは監修医師ブロックのレイアウト確認用ダミーデータです。実在の医師・クリニックを示すものではありません。

参考文献・出典

  1. 日本東洋医学会 公式サイト(日本東洋医学会)
  2. 漢方製剤の取扱いについて(一般用医薬品)(厚生労働省)
  3. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)公式サイト(医薬品医療機器総合機構)
  4. 厚生労働省 医療広告ガイドライン(厚生労働省)
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