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美肌内服6合剤『美白プラス』と5合剤の違い|選び方を医師解説

美肌内服6合剤『美白プラス』と5合剤の違いを医師が解説する記事イメージ

キレイパスの『美肌内服オールインワン6合剤 美白プラス』は、5合剤からビオチンを除き、トラネキサム酸とグルタチオンを追加した美白特化型の合剤です。 単純に成分を追加した『5合剤+2』ではなく、ビオチンを外した代わりにシミ・肝斑へのアプローチに寄せた成分構成になっている点が特徴です。本記事では、5合剤と6合剤美白プラスの違いと選び方の判断軸を医師監修の観点から解説します。

合剤そのものの仕組みについては美容内服の合剤とはを、美容内服薬全体の選び方は美容内服薬とはを参照してください。

5合剤と6合剤美白プラスの配合成分

両者に含まれる成分を並べると、以下のように違いが整理できます。

成分5合剤6合剤 美白プラス
アスコルビン酸(ビタミンC)
L-システイン
パントテン酸(ビタミンB5)
トコフェロール(ビタミンE)
ビオチン(ビタミンB7)
トラネキサム酸
グルタチオン

5合剤と6合剤美白プラスで共通している成分は4つ(ビタミンC・L-システイン・パントテン酸・ビタミンE)。違いは「ビオチンを取るか、トラネキサム酸+グルタチオンを取るか」という設計思想の差です。

6合剤美白プラスで追加された2成分の役割

5合剤にない、6合剤美白プラス特有の成分の役割を整理します。

トラネキサム酸:メラノサイト活性化の抑制

トラネキサム酸は、炎症や紫外線によって活性化したメラノサイト(メラニン色素を作る細胞)に働きかけ、メラニン生成のスタートを抑える作用が知られています。皮膚科では肝斑への医療用処方として広く使われてきた成分です。トラネキサム酸単剤の作用機序はトラネキサム酸の効果で詳しく解説しています。

グルタチオン:抗酸化とメラニン還元

グルタチオンは体内で生成される抗酸化物質で、メラニン生成を抑える働きや、すでに生成されたメラニンを還元する働きが知られています。皮膚科領域では薬物中毒・湿疹・肝斑などに対する治療薬として承認されています。

ビオチンが除かれた理由

5合剤から6合剤への変更で「ビオチンが除かれた」点に違和感を持つ方もいるかもしれません。6合剤美白プラスは色素沈着ケアに重きを置いた設計として、皮膚・髪・爪の健康維持に関わるビオチンよりも、メラニン抑制に直接働きかけるトラネキサム酸とグルタチオンを優先する判断、と整理すると理解しやすくなります。

つまり、5合剤と6合剤は単純な「成分量の階段」ではなく、目的に応じた別の処方設計として位置づけられています。

どちらを選ぶか:判断軸の3点

1. 主訴:シミ・肝斑か、総合美肌か

主訴向きやすい合剤
シミ・肝斑が気になる6合剤 美白プラス
くすみ・透明感が気になる5合剤・6合剤どちらも候補
皮膚・髪・爪の健康も含めた総合美肌5合剤

シミと肝斑の見分け方はシミと肝斑の違いを参照してください。

2. 既往症・併用薬

トラネキサム酸を含む6合剤美白プラスは、以下のような場合は服用を避ける必要があります。

  • 血栓症の既往がある方(脳梗塞・心筋梗塞・深部静脈血栓症など)
  • 経口避妊薬(ピル)を服用中の方(医師の判断で慎重投与となる場合あり)
  • 術後で安静が必要な方
  • 妊娠中・授乳中の方

血栓症既往・ピル併用・術後・妊娠中などに該当する場合、5合剤の選択が候補になりますが、最終的な判断は医師の診察で行います。

3. 費用と継続のしやすさ

合剤は数か月単位で継続することを前提とした治療です。月額の差が継続性にどう影響するかも判断材料となります。具体的な料金は記事末の取扱情報を参照してください。

5合剤と6合剤の使い分けパターン

実際の処方では、以下のような使い分けが見られます。

パターン①:肝斑が主訴 → 最初から6合剤

両頬に左右対称のぼんやりとした色素斑(肝斑)が主訴の場合、トラネキサム酸を含む6合剤美白プラスが目安となります。診察で肝斑と診断されることが前提です。

パターン②:くすみ・総合美肌が主訴 → 5合剤から開始

明確なシミ・肝斑というよりは「全体的に肌のトーンを整えたい」という主訴の場合、5合剤からスタートしてみるのも一つの選択です。

パターン③:5合剤から開始し、3か月後に主訴が変わったら切り替え

5合剤を3か月継続したうえで、シミ・肝斑が気になり始めた・主訴が変わったといった経過を医師の診察で評価し、6合剤への切り替えを検討するパターンです。

なお、いずれの場合も自己判断ではなく、医師の診察を経て選択・切り替えを行うことが推奨されます。

6合剤美白プラスで注意すべき副作用

6合剤美白プラス(トラネキサム酸を含む処方)の代表的な副作用には、以下が含まれます。

  • 悪心・吐き気・下痢などの消化器症状:服用初期に一過性に出ることがあります
  • 皮膚のかゆみ・発疹:体質的な反応として現れることがあります
  • 血栓症リスク:頻度は高くないものの、既往のある方では注意が必要です

副作用を感じた際は自己判断で中止・再開せず、医師に相談することをおすすめします。

監修医師の臨床ポイント

5合剤か6合剤かを選ぶ際、診察ではまず主訴の確認から入ります。「シミなのか肝斑なのか、それとも全体的なトーンの悩みなのか」を整理し、既往症や併用薬を確認したうえで、現実的に続けられるかどうかを一緒に検討していきます。

トラネキサム酸を含む6合剤美白プラスは、肝斑への医療用処方として実績のある成分構成ですが、血栓症や経口避妊薬との兼ね合いで適応にならない方もいらっしゃいます。問診票の段階で気になることは些細なことでも記入していただくことが、安全な処方につながります。

向いている人・向いていない人(6合剤美白プラス)

向いている人

  • シミ・肝斑など色素沈着のケアを重視したい方
  • すでに5合剤を継続しているが、主訴が美白寄りに変化した方
  • トラネキサム酸を含む医療用処方を医師の管理下で受けたい方

向いていない人(適応外となる例)

  • 血栓症の既往がある方
  • 経口避妊薬を服用中の方(要相談)
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方・授乳中の方
  • 重篤な肝・腎機能障害がある方
  • 18歳未満の方

該当する可能性がある場合は自己判断せず、診察時に必ず医師にお伝えください。

キレイパスオンラインクリニックでの取り扱い

メニュー主な配合成分料金(税込・定期便)
美肌内服オールインワン5合剤アスコルビン酸・L-システイン・ビオチン・パントテン酸・トコフェロール月5,430円(送料別)
美肌内服オールインワン6合剤美白プラスアスコルビン酸・L-システイン・パントテン酸・トコフェロール・トラネキサム酸・グルタチオン月6,930円(送料別)

公的医療保険は適用されません。診察料・再診料は無料。診療の流れや解約方法は美肌・スキンケア診療メニューを参照してください。

まとめ

  • 6合剤美白プラスは、5合剤からビオチンを除き、トラネキサム酸+グルタチオンを追加した美白特化型の合剤
  • 5合剤は『総合美肌軸』、6合剤は『美白軸』として、目的が異なる別の処方設計
  • シミ・肝斑が主訴なら6合剤、総合的な美肌ケアなら5合剤が目安
  • 6合剤はトラネキサム酸を含むため、血栓症既往・ピル併用などの禁忌事項に注意
  • 月単位で継続することを前提とした治療のため、選択は医師の診察と継続性の両面で検討する

よくある質問

5合剤と6合剤美白プラスは何が違いますか?
配合成分が異なります。5合剤はアスコルビン酸・L-システイン・ビオチン・パントテン酸・トコフェロール(ビタミンE)の5成分です。6合剤美白プラスはアスコルビン酸・L-システイン・パントテン酸・トコフェロール・グルタチオン・トラネキサム酸の6成分で、5合剤からビオチンを除き、トラネキサム酸とグルタチオンを追加した構成です。
6合剤美白プラスはどんな方に向いていますか?
シミ・肝斑など色素沈着のケアを重視したい方に向きます。トラネキサム酸はメラノサイト活性化抑制、グルタチオンは抗酸化・メラニン還元の役割を持ち、美白寄りに重きを置いた構成になっています。
5合剤はどんな方に向いていますか?
総合的な美肌ケアを始めたい方に向きます。ビタミンC・L-システイン・ビタミンEなどの抗酸化と、ビオチン・パントテン酸の皮膚代謝サポートをバランスよく配合した設計です。
6合剤美白プラスを服用できないケースはありますか?
トラネキサム酸を含むため、血栓症の既往がある方・経口避妊薬を服用中の方・術後で安静が必要な方などは適応外となる場合があります。妊娠中・授乳中の方も自己判断で服用せず、必ず医師に相談してください。
5合剤から6合剤への切り替えはできますか?
可能です。3か月など継続して効果を評価したうえで、主訴の変化(肝斑が気になり始めたなど)に応じて医師の診察で切り替えを検討します。
5合剤と6合剤の料金はいくらですか?
5合剤は月5,430円(税込・送料別)、6合剤美白プラスは月6,930円(税込・送料別)です。診察料・再診料は0円で、回数縛りはありません。

この記事の監修者

橋本 麻未 顔写真

橋本 麻未

医師 / 渋谷amiクリニック 院長

杏林大学医学部を卒業後、杏林大学病院 耳鼻咽喉科にて臨床研修を経て、大手美容外科・KAUNIS CLINIC で美容皮膚科診療に従事。2023年に渋谷amiクリニックを開院し、院長として美容皮膚科診療にあたっている。日本抗加齢医学会専門医として、内服・外用・注入・機器治療を組み合わせ、5年後・10年後を見据えた継続的なスキンケア提案を行っている。

【略歴】
2015年 杏林大学医学部 卒業
2017年 杏林大学病院 耳鼻咽喉科
2020年 大手美容外科
2022年 KAUNIS CLINIC
2023年 渋谷amiクリニック 開院(院長)

【所属学会】
日本美容外科学会/日本美容皮膚科学会/日本抗加齢医学会

【資格】
日本抗加齢医学会専門医/日本医師会認定産業医

参考文献・出典

  1. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)公式サイト(医薬品医療機器総合機構)
  2. 厚生労働省 医療広告ガイドライン(令和6年3月改正)(厚生労働省)
  3. 厚生労働省 医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 第6版(令和8年3月)(厚生労働省)
  4. 日本皮膚科学会 公式サイト(日本皮膚科学会)
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