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低用量ピルの種類と違い|承認効能・成分・保険適用で比較

低用量ピルのシートとカレンダー

低用量ピルは、避妊を効能として承認されたOC(経口避妊薬)と、月経困難症の治療薬として承認されたLEPの2つに大きく分かれます。成分の組み合わせが似ていても、承認された効能・保険適用・服用できない人の条件は製剤ごとに異なります。

低用量ピルとは、エチニルエストラジオールが1錠あたり0.05mg未満の、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬です。

本記事では、国内で処方されている低用量ピル・超低用量ピル・ミニピルの8剤を取り上げます。比較の軸は、承認効能・エストロゲン量・黄体ホルモンの世代・保険適用・服用できない人の5項目です。各製剤の情報は、2026年9月時点の添付文書と、日本産科婦人科学会のガイドライン(案)(平成27年3月)に基づいています。

📖 費用の目安はピルの値段と相場、飲み始めの不調や血栓症はピルの副作用、飲み忘れたときの対応はピルの飲み忘れで整理しています。

低用量ピルの種類は何で分かれる?

低用量ピルの種類は、承認効能・エストロゲンの量・黄体ホルモンの種類・ホルモン量の変化の4つの軸で分かれます。製剤名が多く見えても、4つの軸に当てはめると位置づけを整理できます。

低用量ピルを分類する4つの軸
軸分類違いが出る点
承認効能OC(避妊)/LEP(月経困難症など)使用目的、保険適用の有無
エストロゲンの量低用量/超低用量/エストロゲンなし(ミニピル)不正出血の起こりやすさ、服用できない人の条件
黄体ホルモンの種類第1世代〜第4世代成分の性質、併用に注意する薬
ホルモン量の変化1相性/3相性シート内の錠剤の並び、飲む順番

4つの軸のうち、最初に確認したいのは承認効能です。避妊を目的とする場合と、月経困難症の治療を目的とする場合では、選択肢になる製剤が変わります。

低用量ピル・超低用量ピル・ミニピル8剤の比較表

国内で処方されている8剤を、添付文書の記載をもとに一覧にしました。EEはエチニルエストラジオールの略で、低用量ピルに含まれる卵胞ホルモンです。

低用量ピル・超低用量ピル・ミニピル8剤の比較(2026年9月時点の添付文書による)
製剤名 承認効能 エストロゲン(1錠) 黄体ホルモン 相性 実薬/プラセボ・休薬 薬価基準
ファボワール錠28避妊EE 0.03mgデソゲストレル(第3世代)1相性21錠/プラセボ7錠未収載
ラベルフィーユ28錠避妊EE 0.03〜0.04mgレボノルゲストレル(第2世代)3相性21錠/プラセボ7錠未収載
フリウェル配合錠LD月経困難症などEE 0.035mgノルエチステロン(第1世代)1相性21錠/休薬7日収載
フリウェル配合錠ULD月経困難症などEE 0.02mgノルエチステロン(第1世代)1相性21錠/休薬7日収載
ドロエチ配合錠月経困難症EE 0.02mgドロスピレノン(第4世代)1相性24錠/プラセボ4錠収載
ジェミーナ配合錠月経困難症などEE 0.02mgレボノルゲストレル(第2世代)1相性21錠/休薬7日、または77錠/休薬7日収載
アリッサ配合錠月経困難症エステトロール 15mgドロスピレノン(第4世代)1相性24錠/プラセボ4錠収載
スリンダ錠28避妊含まないドロスピレノン 4mg(第4世代)1相性24錠/プラセボ4錠未収載

避妊の効能を持つのは、8剤のうちファボワール錠28・ラベルフィーユ28錠・スリンダ錠28の3剤です。残りの5剤は月経困難症などの治療薬で、添付文書上、避妊は承認された効能に含まれていません。

フリウェル配合錠とジェミーナ配合錠の効能には、月経困難症のほかに「生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整」があります。表では「月経困難症など」と表記しました。

OCとLEPの違いは?避妊に使えるのはどれ?

OC(経口避妊薬)は避妊を効能として承認された薬、LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)は月経困難症などの治療薬として承認された薬です。避妊に使えるのはOCとミニピルで、LEPは避妊目的の薬ではありません。

LEPにも排卵を抑える作用がありますが、添付文書には避妊目的で使用しないことが明記されています。たとえばジェミーナ配合錠の添付文書には、日本人における避妊目的での有効性と安全性は確認されていない旨の記載があります。避妊が必要な場合は、OCまたはミニピルを選ぶか、別の避妊法を併用します。

OC・LEP・ミニピルの違い
項目OCLEPミニピル
承認効能避妊月経困難症など避妊
成分エストロゲン+黄体ホルモンエストロゲン+黄体ホルモン黄体ホルモンのみ
薬価基準未収載収載未収載
保険診療対象外治療目的の処方は対象対象外
該当する製剤ファボワール錠28、ラベルフィーユ28錠フリウェル配合錠LD・ULD、ドロエチ配合錠、ジェミーナ配合錠、アリッサ配合錠スリンダ錠28

保険診療の対象になるのは、薬価基準に収載されたLEPが月経困難症などの治療として処方された場合です。フリウェル配合錠とジェミーナ配合錠の添付文書には、避妊の目的で処方された場合は保険給付の対象としない旨が記載されています。

避妊効果の目安として、経口避妊薬の添付文書には1年間の失敗率が示されています。ファボワール錠28の添付文書では、飲み忘れのない理想的な使用で0.3%、飲み忘れを含む一般的な使用で9%です。

ラベルフィーユ28錠とスリンダ錠28の添付文書は、一般的な使用の失敗率を7%としています。9%と7%の違いは引用した文献の版によるもので、製剤の優劣を示す数値ではありません。

低用量と超低用量の違いは?エストロゲン量で何が変わる?

低用量と超低用量の違いは、1錠に含まれるエチニルエストラジオールの量です。0.03〜0.04mgの製剤が低用量、0.02mgの製剤が超低用量と呼ばれます。

日本産科婦人科学会のOC・LEPのガイドライン(案)(平成27年3月)では、エチニルエストラジオールが0.05mg未満の製剤を低用量、0.05mgの製剤を中用量と定義しています。超低用量という区分は、低用量のなかでエストロゲン量が少ない製剤を指す呼び方です。

エストロゲン量と静脈血栓塞栓症のリスクについて、同ガイドライン(案)は相対リスクを示しています。エチニルエストラジオール0.03mgを1.0とした場合、0.02mgは0.8(95%信頼区間0.5〜1.2)で、統計学的な有意差はありません。0.05mgは1.9(同1.1〜3.4)でした。超低用量にすれば血栓症のリスクが下がる、とは言い切れない結果です。

エストロゲン量が少ない製剤では、不正性器出血が起こりやすいとされています。飲み始めの不正出血は数シートのうちに落ち着くことが多い一方、続く場合は医師が種類の変更を検討します。

アリッサ配合錠は、エチニルエストラジオールではなくエステトロールというエストロゲンを含む配合剤で、国内では2024年12月に販売が開始されました。エステトロール15mgとエチニルエストラジオールのmg数は成分が異なるため、量の大小を直接比べることはできません。

黄体ホルモンの世代(第1〜第4世代)で何が違う?

黄体ホルモンの世代は、成分が開発された時期による分類です。第1世代はノルエチステロン、第2世代はレボノルゲストレル、第3世代はデソゲストレル、第4世代はドロスピレノンを指します。

黄体ホルモンの世代と該当する製剤
世代黄体ホルモン該当する製剤
第1世代ノルエチステロンフリウェル配合錠LD・ULD
第2世代レボノルゲストレルラベルフィーユ28錠、ジェミーナ配合錠
第3世代デソゲストレルファボワール錠28
第4世代ドロスピレノンドロエチ配合錠、アリッサ配合錠、スリンダ錠28

世代の数字は新しさを示すもので、数字が大きいほど効果が高い、副作用が少ないという意味ではありません。世代ごとに男性ホルモン様の作用の強さが異なると説明されることがありますが、国内の添付文書で承認されている効能にニキビやむくみの改善は含まれていません。

世代によって血栓症のリスクは変わる?

黄体ホルモンの世代による静脈血栓塞栓症リスクの差は、情報源によって見解が分かれています。差があるとする報告と、評価が確立していないとする記載の両方があります。

欧州医薬品庁(EMA)の2014年の評価では、1年間に静脈血栓塞栓症を発症する人数を女性1万人あたりで示しています。服用していない人は約2人、レボノルゲストレルやノルエチステロンを含む製剤は約5〜7人、デソゲストレルやドロスピレノンを含む製剤は約9〜12人です。

国内の添付文書の表現は慎重です。ファボワール錠28の添付文書は、デソゲストレルを含む経口避妊薬の静脈血栓症リスクが高いことを「示唆する報告がある」としています。ドロエチ配合錠の添付文書は、外国の大規模市販後調査でレボノルゲストレルなどを含む製剤と同等だったとする報告を紹介しています。

どの世代でも、妊娠中や出産後に比べると静脈血栓塞栓症の頻度は低い水準です。世代だけで製剤を選ぶのではなく、年齢・喫煙・体重・持病などのリスク因子を含めて医師が判断します。

ドロスピレノンを含む製剤で注意することは?

ドロスピレノンは抗ミネラルコルチコイド作用を持つ黄体ホルモンで、血液中のカリウムを増やす方向に働くことがあります。ドロエチ配合錠・アリッサ配合錠・スリンダ錠28では、重篤な腎障害のある人は服用できません。

カリウム製剤、スピロノラクトンなどのカリウム保持性利尿薬、ACE阻害薬やARBと呼ばれる降圧薬を使用している場合は、併用に注意が必要です。服用中の薬は、診察時に医師へ申告してください。

1相性と3相性、21錠と28錠の違いは?

1相性は実薬のホルモン量がすべて同じ製剤、3相性は実薬のホルモン量が3段階で変化する製剤です。8剤のうち3相性はラベルフィーユ28錠のみで、ほかの7剤は1相性です。

1相性は実薬のどの錠剤も成分量が同じため、飲む順番を間違えても影響が出にくい製剤です。3相性は自然な月経周期のホルモン変動に近づけた設計で、シートに示された順番どおりに服用します。

シートの錠数は、実薬のあとに休薬する期間の扱いで変わります。

  • 28錠シート(実薬21錠+プラセボ7錠): ファボワール錠28、ラベルフィーユ28錠。毎日1錠を飲み続ける
  • 28錠シート(実薬24錠+プラセボ4錠): ドロエチ配合錠、アリッサ配合錠、スリンダ錠28
  • 21錠シート(実薬21錠のあと7日間休薬): フリウェル配合錠LD・ULD

プラセボは有効成分を含まない錠剤で、飲む習慣を途切れさせないために入っています。ジェミーナ配合錠には、21日服用して7日休薬する28日周期と、77日連続で服用して7日休薬する84日周期の2つの用法があります。84日周期では月経に相当する出血の回数が減ります。

服用できない人の条件は種類で変わる?

服用できない人の条件(禁忌)は、エストロゲンを含む配合剤と、エストロゲンを含まないミニピルで大きく異なります。配合剤は禁忌の項目が20前後あるのに対し、スリンダ錠28の禁忌は6項目です。

添付文書の禁忌の比較(主な項目)
項目OC・LEP(エストロゲンを含む配合剤)スリンダ錠28(ミニピル)
35歳以上で1日15本以上の喫煙服用できない禁忌の記載なし
前兆を伴う片頭痛服用できない禁忌の記載なし
血栓性静脈炎・肺塞栓症などの既往服用できない禁忌の記載なし(活動性の静脈血栓塞栓症は治療を優先)
高血圧(軽度を除く)服用できない禁忌の記載なし
重篤な肝障害服用できない服用できない
重篤な腎障害ドロエチ配合錠・アリッサ配合錠は服用できない服用できない
妊娠中服用できない服用できない

配合剤には、手術前4週以内・術後2週以内・産後4週以内の人、血管病変を伴う糖尿病のある人、脂質代謝異常のある人なども禁忌として挙げられています。授乳中の人は、アリッサ配合錠を除く配合剤で禁忌です。

ドロエチ配合錠の添付文書には、血栓症に関する警告欄が設けられています。ふくらはぎの痛みや腫れ、突然の息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、見えにくさなどの症状が出た場合は、服用を中止して救急医療機関を受診してください。

禁忌に当てはまらなくても、年齢・喫煙・肥満・家族の血栓症の既往などは処方の判断に影響します。問診では、持病と服用中の薬を正確に伝えることが大切です。

目的別に検討される低用量ピルの種類は?

低用量ピルの種類は、使用目的と体の状態をもとに医師が選びます。以下は承認効能と添付文書の記載から整理した目安で、実際の処方は診察で決まります。

目的・状況別に検討される種類の目安
目的・状況検討される種類確認する点
避妊OC(ファボワール錠28、ラベルフィーユ28錠)、ミニピル(スリンダ錠28)自由診療。LEPは避妊目的で使用しない
月経困難症の治療LEP(フリウェル配合錠、ドロエチ配合錠、ジェミーナ配合錠、アリッサ配合錠)治療目的は保険診療の対象。避妊が必要な場合は別の避妊法を併用
月経の回数を減らしたいジェミーナ配合錠(84日周期)連続服用中の不正出血
35歳以上で喫煙している、前兆を伴う片頭痛があるミニピル(スリンダ錠28)配合剤は服用できない。腎機能・肝機能の確認
飲む順番を間違えたくない1相性の製剤3相性は順番どおりに服用

月経前症候群(PMS)やニキビの改善は、国内ではいずれの製剤でも承認された効能に含まれていません。PMSやニキビを目的とする処方は承認外の使用にあたり、自由診療で医師が必要性を判断します。

医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用して生じた重い副作用を救済する制度です。承認された効能・用法に沿った使用が前提のため、承認外の目的で使用した場合は対象にならないことがあります。

中用量ピル・アフターピルとの違いは?

中用量ピルとアフターピル(緊急避妊薬)は、低用量ピルとは用途が異なります。毎日服用して避妊や月経困難症の治療を続ける薬は低用量ピルで、中用量ピルとアフターピルは一時的に使う薬です。

中用量ピルのプラノバール配合錠は、エチニルエストラジオール0.05mgを含みます。承認効能は機能性子宮出血・月経困難症・月経周期異常などで、月経の時期の調整に用いられることがあります。避妊は承認された効能に含まれていません。

アフターピルのレボノルゲストレル錠1.5mgは、性交後72時間以内に1回服用する緊急避妊薬です。計画的な避妊に用いる薬ではありません。2026年2月2日からは、要指導医薬品として、要件を満たした薬局などで処方箋なしで購入できるようになりました。

キレイパスオンラインクリニックでの取り扱い

メニュー承認効能料金(税込・定期配送・1か月分)
ファボワール28避妊2,950円
ラベルフィーユ28避妊2,950円
フリウェル配合錠LD月経困難症など4,050円
フリウェル配合錠ULD月経困難症など4,150円
ドロエチ配合錠月経困難症4,550円
ジェミーナ配合錠月経困難症など13,750円
アリッサ配合錠月経困難症11,650円
スリンダ錠避妊5,050円

料金は2026年9月時点で、送料550円が別途かかります。診察料は無料です。自由診療のため、公的医療保険は適用されません。副作用として不正性器出血・悪心・頭痛・乳房の張りなどがあり、まれに血栓症が起こることがあります。診察の結果、処方を見送る場合があります。診療の流れは生理・PMS・ピル診療メニューを参照してください。

まとめ

  • 低用量ピルは、避妊の承認を持つOCと、月経困難症などの治療薬であるLEPに分かれる。LEPは避妊目的の薬ではない
  • OCとミニピルは薬価基準に未収載で保険適用外。LEPは治療目的の処方で保険診療の対象になる
  • エチニルエストラジオール0.02mgの製剤が超低用量。超低用量で血栓症のリスクが下がるとは言い切れない
  • 黄体ホルモンの世代による血栓症リスクの差は、情報源によって見解が分かれている
  • 35歳以上で1日15本以上喫煙する人や前兆を伴う片頭痛のある人は、エストロゲンを含む配合剤を服用できない

低用量ピルの効果と副作用の出方には個人差があります。種類は承認効能と体の状態をもとに医師が判断するため、目的・持病・服用中の薬を診察で伝えたうえで相談してください。

よくある質問

低用量ピルにはどんな種類がありますか?
国内の低用量ピルは、避妊を効能として承認されたOC(経口避妊薬)と、月経困難症などの治療薬として承認されたLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)に分かれます。さらに、エストロゲンの量(低用量・超低用量)、黄体ホルモンの種類(第1〜第4世代)、ホルモン量の変化(1相性・3相性)で分類されます。エストロゲンを含まないミニピルもあります。
OCとLEPの違いは何ですか?
OCとLEPは成分の組み合わせが似ていますが、承認された効能が異なります。OCの効能は避妊で、薬価基準に収載されておらず保険適用外です。LEPの効能は月経困難症などで、治療目的の処方は保険診療の対象になります。LEPの添付文書には、避妊目的で使用しないこと、日本人での避妊目的の有効性と安全性は確認されていないことが記載されています。
超低用量ピルのほうが体への負担は少ないですか?
超低用量ピルはエチニルエストラジオールが1錠0.02mgで、低用量ピルの0.03〜0.04mgより少ない製剤です。OC・LEPガイドライン(案)では、静脈血栓塞栓症のリスクは0.03mgを1.0とした場合に0.02mgで0.8と示されていますが、統計学的な有意差はありません。エストロゲン量が少ないと不正出血が起こりやすいとされており、負担の感じ方には個人差があります。
ミニピルと低用量ピルの違いは何ですか?
ミニピルは黄体ホルモンのみを含む経口避妊薬で、エストロゲンを含みません。国内ではドロスピレノン4mgを含むスリンダ錠28が2025年5月に承認されました。スリンダ錠28の添付文書の禁忌には、喫煙や前兆を伴う片頭痛の項目がなく、エストロゲンを含む配合剤を服用できない人の選択肢として検討されます。
ピルは種類によって副作用が違いますか?
不正性器出血・悪心・頭痛・乳房の張りなどは、どの種類にも共通してみられる副作用です。エストロゲン量が少ない製剤では不正出血が起こりやすいとされています。ドロスピレノンを含む製剤は抗ミネラルコルチコイド作用を持つため、カリウムを増やす薬との併用に注意が必要です。副作用の出方には個人差があり、合わない場合は医師が種類の変更を検討します。
ニキビやPMSの改善を目的に低用量ピルを選べますか?
国内で承認されている効能は、OCが避妊、LEPが月経困難症などで、ニキビや月経前症候群(PMS)の改善は承認された効能に含まれていません。ニキビやPMSを目的とした処方は承認外の使用にあたり、自由診療で医師が必要性を判断します。承認外の目的で使用した場合、医薬品副作用被害救済制度の対象にならないことがあります。
低用量ピルの種類を途中で変えることはできますか?
服用開始から3シートほど続けても不正出血や吐き気が続く場合や、体質に合わないと感じる場合は、医師の判断で種類を変更することがあります。変更のタイミングや切り替え方法は製剤によって異なるため、自己判断で中止や切り替えをせず、処方を受けた医療機関に相談してください。

参考文献・出典

  1. ファボワール錠21・28 添付文書(2026年9月改訂 第2版)(富士製薬工業(PMDA掲載))
  2. ラベルフィーユ21・28錠 添付文書(2026年9月改訂 第2版)(富士製薬工業(PMDA掲載))
  3. フリウェル配合錠LD・ULD「あすか」添付文書(2023年4月改訂 第1版)(あすか製薬(PMDA掲載))
  4. ドロエチ配合錠「あすか」添付文書(2026年8月改訂 第3版)(あすか製薬(PMDA掲載))
  5. ジェミーナ配合錠 添付文書(2023年11月改訂 第5版)(ノーベルファーマ(PMDA掲載))
  6. アリッサ配合錠 添付文書(2026年4月改訂 第4版)(富士製薬工業(PMDA掲載))
  7. スリンダ錠28 添付文書(2025年6月改訂 第2版)(あすか製薬(PMDA掲載))
  8. 低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)(平成27年3月)(日本産科婦人科学会)
  9. Combined hormonal contraceptives(2014年1月16日)(欧州医薬品庁(EMA))
  10. 薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年8月13日適用)(厚生労働省)
  11. 緊急避妊薬の調剤・販売について(厚生労働省)
  12. 医薬品副作用被害救済制度の給付対象(医薬品医療機器総合機構(PMDA))
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