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リベルサスと他のダイエット薬の比較: 医師が語るその違いとは?

2023.10.20  | メディカルダイエット

リベルサスと他のダイエット薬の比較: 医師が語るその違いとは?

キレイパスオンラインではメディカルダイエットのお薬のうち、リベルサスを扱っておりますが、ダイエットのお薬には他にどんなものがあるのでしょうか? 本日はリベルサスも含め、ダイエットのお薬について紹介させていただきます!

1.リベルサスをはじめとするメディカルダイエットにはどんなお薬があるの?

リベルサスを含めて、ダイエットのお薬には以下のものがあります。

・GLP-1受容体作動薬:リベルサス、サクセンダ など
・SGLT2阻害薬:カナグル、フォシーガ、スーグラ、ジャディアンス、ルセフィ等
・ゼニカル
・オルリファスト
・メトホルミン
・サノレックス
・漢方:防風通聖散、防已黄耆湯、大柴胡湯
・サプリメント:BBX

それでは、それぞれのお薬についてどんな効果があるのか、解説していきます。

2.メディカルダイエットのお薬について解説!

  

●GLP-1受容体作動薬:リベルサス、サクセンダ など
キレイパスオンラインでも扱っているリベルサスは「GLP-1受容体作動薬」に分類されるお薬になります。
また、GLP-1受容体作動薬にはリベルサスの他にサクセンダというお薬もあります。

【効果】
GLP-1とは、もともと人間の体内に存在するホルモンで、食事をとると小腸から分泌され、血糖値が高いときに膵臓からインスリンを出すよう働きかけます。
リベルサスやサクセンダはGLP-1と似た作用を持ち、血糖値が高いときに膵臓からインスリンを出すよう働きかけ、血糖値を下げたり食欲を抑制したりすることで体重減少効果をもたらします。

【副作用】
リベルサスやサクセンダの副作用として主に以下のものがみられることがあります。
・胃腸障害
・低血糖

胃腸障害では胃のムカつきや吐き気、便秘下痢などがあり、低血糖では震えや冷や汗、動悸などがあります。
これらの副作用は服用開始初期に見られることがありますが、服用継続とともに緩和していく方も多く見受けられます。

【注意点】
以下の方は服用できない場合がございますので医師にご相談ください。
・糖尿病治療中の方
以下の方は服用できません。
・妊婦、授乳中の方
・膵炎の既往歴のある方
・重度の胃腸障害のある方
・胃摘出術を受けた方
・胆嚢疾患の既往のある方(胆嚢炎、胆石症など)

【リベルサスとサクセンダの違いとは?】
リベルサスは1日1回、お水とともに内服するのに対し、サクセンダは1日1回、注射するお薬となっています。
GLP-1ダイエットに興味のある方は内服か注射かお好きな法を選んでみるのもよいかもしれません。


●SGLT2阻害薬:カナグル、フォシーガ、スーグラ、ジャディアンス、ルセフィ等
【効果】
尿中に糖を排出することにより、カロリーロスを起こし、緩やかに体重減少効果を発揮するお薬となります。

【副作用】
低血糖、脱水、ケトアシドーシス(胃腸症状、倦怠感、過呼吸、低血圧、昏睡)などがみられることがあります。

【注意点】
以下の方は服用できない場合がありますので医師にご相談ください。
・腎機能障害をお持ちの方
・肝機能障害をお持ちの方

以下の方は服用ができません。
・妊婦・授乳中の方


●ゼニカル(ジェネリック医薬品はオルリファスト)
【効果】
脂肪分解酵素の働きを抑えることによって食事中の油分を吸収せず排出し、ダイエット効果をもたらします。

【副作用】
以下のような症状が見られる場合があります。
・油漏れ(排便物に油が混じる)・脂溶性ビタミン欠乏症
・おならの回数が増える
・便失禁

【注意点】
以下の方は服用できない場合があるので医師にご相談ください。
・吸収不全症候群の方
・アレルギー体質の方


●メトホルミン
【効果】
メトホルミンはインスリン分泌を介さず、肝臓における糖新生の抑制、骨格筋・脂肪組織における糖取り込み促進、小腸からの糖吸収抑制作用によって血糖降下作用をもたらし、体重減少効果をもたらします。

【副作用】
以下のような副作用が見られる場合があります。
・悪心や下痢といった消化器症状
・乳酸アシドーシス
・低血糖
・肝機能障害、黄疸
・横紋筋融解症

【注意点】
以下の方は服用が出来ません。
・利尿剤使用など脱水傾向にある方
・腎機能障害をお持ちの方
・肝機能障害をお持ちの方
・妊婦、授乳中の方


●サノレックス
【効果】
食欲抑制効果により、食事量及び摂取カロリーを抑え、体重減少効果をもたらします。

【副作用】
以下のような副作用がみられることがあります。
・精神的な依存症
・肺高血圧症
・口渇感
・便秘

【注意点】
以下の方は服用できない場合があるので医師にご相談ください。
・糖尿病治療中の方
・精神疾患の既往歴のある方
・てんかんまたその既往歴のある方
・開放隅角緑内障の方

以下の方は服用出来ません。
・妊婦、授乳中の方
・小児
・腎機能障害をお持ちの方
・肝機能障害をお持ちの方
・薬物アルコール依存症経験のある方


●漢方:防風通聖散、防己黄耆湯、大柴胡湯
♦防風通聖散
【効果】
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症を改善する効果があります。
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症

【副作用】
以下のような副作用がみられることがあります。
・発疹
・発赤
・かゆみ
・悪心、嘔吐、食欲不振胃の不快感といった消化器症状 など

【注意点】
以下の方は服用に際して医師にご相談ください
・医師の治療を受けている方
・妊婦または妊娠していると思われる人
・体の虚弱な方(体力の衰えている方、体の弱い方)
・胃腸が弱く下痢しやすい方
・発汗傾向の著しい方
・ご高齢の方
・今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
・むくみ、排尿困難の方
・高血圧症の方
・心臓病の方
・腎臓病の方
・甲状腺機能障害の方


♦防已黄耆湯
【効果】
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症を改善する効果があります。
肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)

【副作用】
以下のような副作用がみられることがあります。
・発疹・発赤
・かゆみ
・食欲不振
・胃部不快感

【注意点】
以下の方は服用に際して医師にご相談ください。
・医師の治療を受けている方
・妊婦
・今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
・むくみの症状のある方
・高血圧症の方
・心臓病の方
・腎臓病の方


♦大柴胡湯
【効果】
体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの次の症状を改善する効果があります。
胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症

【副作用】
以下のような副作用が見られることがあります。
・発疹、発赤
・かゆみ
・下痢
・腹痛

【注意点】
以下の方は服用に際し、医師にご相談ください。
・医師の治療を受けている方
・妊婦または妊娠していると思われる人
・体の虚弱な方(体力の衰えている方、体の弱い方)
・胃腸が弱く下痢しやすい方
・今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある方


♦サプリメント:BBX
【効果】
肥満の原因となるホルモンである「コルチゾール」の分泌をコントロールすることで食欲を抑制し、また摂取したカロリーを大幅にカットすることで体重減少効果をもたらします。

【副作用】
以下のような副作用がみられることがあります。
・下痢
・虚脱感

【注意点】
以下の方は服用に際して医師にご相談ください。
・重度の高血圧や心臓病を持っている方、妊婦や授乳中の方、肝臓や脳疾患に障害がある方


3.まとめ

ダイエットのお薬についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
自分にあったお薬を見つけて、一緒にダイエットがんばりましょう!
キレイパスオンラインならリベルサスの処方が可能です!
リベルサスにご興味をお持ちの方は、キレイパスオンラインをご検討してみてはいかがでしょうか?



監修医師:木谷貴博