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シミの飲み薬(美容内服)の値段・相場|保険と市販薬の違い

白い錠剤と電卓、水の入ったグラス

シミ・肝斑の改善を目的とした美容内服(シミの飲み薬)は、公的医療保険が適用されない自由診療です。トラネキサム酸を含むセットの月額相場は、診察料・送料込みで約4,400〜11,000円で、成分の数とトラネキサム酸の1日量によって価格が変わります。

美容内服の値段とは、薬代・診察料・送料を合わせた1か月あたりの支払額を指します。

本記事では、各薬剤の添付文書・厚生労働省の薬価基準・市販薬の製品情報と、美容内服を扱う主要なオンライン診療サービスの公式料金ページを編集部が直接確認した結果(2026年9月29日時点)をもとに整理します。特定のサービスを推奨・順位付けするものではありません。

📖 美容内服の成分と選び方は美容内服薬とは、トラネキサム酸の効果と副作用はトラネキサム酸の効果で整理しています。

シミの飲み薬に保険は使える?

シミ・肝斑の改善を目的とした美容内服は、保険適用外です。美容内服に使われる薬は国内で承認された医療用医薬品が多いものの、承認効能にシミや肝斑は含まれていません。

美容内服に使われる主な医療用医薬品の承認効能と薬価(2026年8月時点)
薬剤成分主な承認効能薬価
トランサミン錠250mg/500mgトラネキサム酸出血傾向、湿疹・じん麻疹などの紅斑・かゆみ、扁桃炎・咽喉頭炎、口内炎1錠10.8円/10.9円
シナール配合錠ビタミンC・パントテン酸ビタミン類の補給が必要な場合、炎症後の色素沈着1錠10.8円
ハイチオール錠80L-システイン湿疹、じん麻疹、薬疹、尋常性ざ瘡など1錠6.3円
ユベラ錠50mgビタミンEビタミンE欠乏症、末梢循環障害など1錠6.3円

トランサミンの添付文書の承認効能に、肝斑は含まれていません。肝斑の改善を目的にトラネキサム酸を処方する場合は、保険診療ではなく自由診療になります。

シナール配合錠の効能には「炎症後の色素沈着」がありますが、美容目的のシミ・くすみの改善を目的とした処方は保険の対象になりません。薬価は1錠10円前後と低い一方、自由診療の価格には医師の診察、オンライン診療の仕組み、配送の費用が含まれています。

美容内服(自費)の相場はいくら?

トラネキサム酸を含む美容内服セットの月額相場は、診察料・送料込みで約4,400〜11,000円です。編集部が2026年9月29日に、主要なオンライン診療サービスの公式料金ページを確認し、1か月の総額に換算しました。

トラネキサム酸を含む美容内服セットの月額総額(診察料・送料込み・税込・2026年9月29日確認)
セットの種類主な組み合わせ月額総額
2剤トラネキサム酸+ビタミンC約4,400〜5,000円
3〜4剤・配合剤上記+L-システイン、ビタミンEなど約5,600〜8,400円
5剤以上・トラネキサム酸高用量上記+グルタチオン、ビタミンB群など約7,850〜11,000円

全体では約4,400〜11,000円の幅があり、価格が集中する中心帯は約5,500〜9,900円でした。トラネキサム酸だけを処方してもらう場合は、薬代と送料で月2,750円前後からのサービスもあります。

同じ「美容内服セット」でも、成分の数・1日量・製剤の種類が異なるため、価格の単純比較はできません。比べ方は次の章で整理します。

価格を比べるときにそろえたい3つの条件

美容内服の価格を比べるときは、次の3つの条件をそろえてから総額を見ます。

  1. 成分の数トラネキサム酸とビタミンCの2剤か、L-システイン・ビタミンE・グルタチオンなどを含む5剤以上か
  2. トラネキサム酸の1日量500mg、750mg、1,000mg、1,500mgなど、セットによって異なる
  3. 製剤の種類国内承認薬を組み合わせたセットか、海外製の配合剤(1錠に複数成分を配合した錠剤)か

トラネキサム酸の1日量は、セットによって2〜3倍の差があります。医療用のトランサミンの添付文書では、成人の1日量は750〜2,000mgです。1日量が多いセットは価格も高くなる傾向があります。

海外製の配合剤は、1錠に複数の成分をまとめているため飲む錠数が少なくて済む一方、国内で承認されていない製剤です。医師が個人輸入した製剤を使うため、健康被害が起きた場合に医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。

国内で承認された医療用医薬品を美容目的で処方する場合も、承認された効能以外の使用にあたり、救済制度の対象にならないことがあります。価格とあわせて、どちらの種類の製剤かを確認してください。

市販薬(第1類医薬品)との違いは?

市販の肝斑改善薬は、医師の処方がなくても薬剤師の説明を受けて購入できる第1類医薬品です。代表的な製品のトランシーノEXと、処方の美容内服を比べると次のとおりです。

市販の肝斑改善薬と処方の美容内服の違い
項目市販薬(トランシーノEX)処方の美容内服
分類第1類医薬品医療用医薬品(自由診療)
効能しみ(肝斑に限る)承認効能にシミ・肝斑は含まれない
トラネキサム酸(1日量)750mgセットにより500〜1,500mg程度
ほかの成分L-システイン、ビタミンC、ビタミンB6などセットにより異なる
1か月あたりの価格約3,600〜4,000円(希望小売価格から換算)約4,400〜11,000円(診察料・送料込み)
服用期間連続2か月まで。再開には2か月以上の間隔が必要医師の判断で決める
医師の診察不要(薬剤師が確認)必要

市販薬の価格は、トランシーノEXの希望小売価格(120錠3,960円・240錠7,260円、税込)を1か月分に換算した金額です。1日4錠を服用するため、120錠が30日分です。

市販薬は連続して服用できるのが2か月までと定められており、服用を再開するまでに2か月以上の間隔をあける必要があります。市販薬の服用期間を超えて治療方針を検討したい場合や、ほかの成分との組み合わせを検討したい場合は、医師の診察を受け、血栓症のリスクや副作用を確認しながら継続するかどうかを判断します。

1年続けるといくら?

トラネキサム酸を含む美容内服は、2〜3か月以上の継続で効果を評価するのが一般的です。1か月の価格をもとに、続けた場合の総額を試算すると次のようになります。

セットの種類月額総額3か月6か月1年
2剤約4,400〜5,000円約1.3万〜1.5万円約2.6万〜3.0万円約5.3万〜6.0万円
3〜4剤・配合剤約5,600〜8,400円約1.7万〜2.5万円約3.4万〜5.0万円約6.7万〜10.1万円
5剤以上約7,850〜11,000円約2.4万〜3.3万円約4.7万〜6.6万円約9.4万〜13.2万円

月額総額に月数をかけた概算で、特定のサービスの価格ではありません。3か月・6か月・12か月のまとめ購入や定期配送で月あたりの価格が下がるサービスが多く、実際の総額は表より低くなることがあります。

美容・美白を目的とした自由診療の費用は、病気の治療や療養のための費用にあたらないため、医療費控除の対象外と考えられます。判断に迷う場合は、税務署に相談してください。

美容内服を始める前に確認したいこと

トラネキサム酸を含む美容内服は、血栓を溶けにくくする作用があるため、服用前に確認が必要な人がいます。

  • 血栓症の既往がある人: 脳梗塞・心筋梗塞・深部静脈血栓症などの既往
  • 低用量ピル・ホルモン剤を服用している人: 併用で血栓症のリスクが高まる可能性がある
  • 妊娠中・授乳中の人
  • 腎機能が低下している人

該当する場合は、診察時に必ず医師に申告してください。医師の判断で、トラネキサム酸を含まないセットが選ばれることがあります。副作用として、食欲不振・吐き気・胸やけなどの消化器症状が報告されています。

医師の診察を受けずに購入できる海外通販や個人輸入の製品は、利用を避けてください。厚生労働省は、個人輸入の医薬品は品質・安全性が確認されておらず、健康被害が起きても救済制度の対象にならないとしています。

キレイパスオンラインクリニックでの取り扱い

メニュー主な配合成分(1日量)料金(税込・定期配送・1か月分)
美肌内服オールインワン6合剤美白プラストラネキサム酸1,500mg・アスコルビン酸804mg・L-システイン162mg・グルタチオン102mg・トコフェロール60mg・パントテン酸12mg6,930円
美肌内服オールインワン5合剤アスコルビン酸900mg・L-システイン180mg・トコフェロール450mg・パントテン酸12mg・ビオチン3mg(トラネキサム酸を含まない)5,430円

料金は2026年9月時点で、送料550円が別途かかります。単発購入は6合剤8,050円、5合剤6,320円です。診察料は無料です。自由診療のため、公的医療保険は適用されません。

5合剤・6合剤は、海外の製造工場(WHO-GMP基準)で製造された配合剤で、国内で承認されていない医薬品です。提携クリニックの医師の判断で個人輸入しています(個人輸入の医薬品に関する注意は、厚生労働省の個人輸入において注意すべき医薬品等についてを確認してください)。

同一成分・同一配合量の配合剤として国内で承認された医薬品はありませんが、各成分の一部には別の効能・効果で国内承認された医療用医薬品があります。主要な欧米各国で美容目的の内服薬として承認されていることは確認できておらず、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。未承認医薬品のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。副作用として消化器症状・発疹などがあり、血栓症の既往がある人、低用量ピルを服用している人、妊娠中・授乳中の人は申告が必要です。診療の流れは美肌・スキンケア診療メニューを参照してください。

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まとめ

  • シミ・肝斑の改善を目的とした美容内服は保険適用外で、トランサミンの承認効能に肝斑は含まれない
  • トラネキサム酸を含むセットの月額相場は、診察料・送料込みで約4,400〜11,000円
  • 比べるときは、成分の数・トラネキサム酸の1日量・国内承認薬か海外製の配合剤か、をそろえる
  • 市販の肝斑改善薬は1か月約3,600〜4,000円で、連続して服用できるのは2か月まで
  • 血栓症の既往がある人、低用量ピルを服用している人は、服用前に医師へ申告する

価格は各サービスの料金改定によって変わります。本記事の相場は2026年9月29日時点の調査に基づくため、申し込む前に各サービスの最新の料金ページを確認してください。

よくある質問

シミの飲み薬は1か月いくらですか?
シミ・肝斑の改善を目的とした美容内服は自由診療で、価格は医療機関ごとに設定されます。2026年9月29日に主要なオンライン診療サービスの公式サイトを確認したところ、トラネキサム酸を含むセットの月額は、診察料・送料込みで約4,400〜11,000円でした。成分が2種類のセットは約4,400〜5,000円、5種類以上のセットは約7,850〜11,000円です。
シミの飲み薬に保険は使えますか?
シミ・肝斑の改善を目的とした処方は、公的医療保険の対象外です。医療用のトラネキサム酸(トランサミン)の承認効能は、出血傾向や湿疹・じん麻疹の紅斑などで、肝斑やシミは含まれていません。美容目的での処方は、全額自己負担の自由診療になります。
市販薬と処方薬はどちらが安いですか?
市販の肝斑改善薬(第1類医薬品)は、1か月あたり約3,600〜4,000円です。処方の美容内服は2剤のセットで約4,400〜5,000円からで、市販薬より高めです。市販薬は連続して2か月までしか服用できない一方、処方の内服は医師の判断で継続期間を決めます。成分の数と1日量も異なるため、価格だけでは比べられません。
トラネキサム酸の薬価はいくらですか?
2026年8月時点の薬価は、トランサミン錠250mgが1錠10.8円、トランサミン錠500mgが1錠10.9円です。薬価は保険診療で使われる公定価格で、美容目的の自由診療の価格は、医療機関が診察・配送などの費用を含めて独自に設定しています。
美容内服はどのくらいの期間続けますか?
トラネキサム酸の効果は、2〜3か月以上の継続で評価するのが一般的です。1年間続けた場合、2剤のセットで約5万〜6万円、5剤以上のセットで約9.4万〜13.2万円が目安になります。まとめ購入や定期配送で月あたりの価格が下がるサービスもあります。
ピルを飲んでいても美容内服を使えますか?
トラネキサム酸は血栓を溶けにくくする作用を持つため、低用量ピルとの併用は血栓症のリスクを高める可能性があります。ピルを服用している人、血栓症の既往がある人は、トラネキサム酸を含む内服を始める前に必ず医師に申告してください。医師の判断で、トラネキサム酸を含まないセットが選ばれることがあります。

参考文献・出典

  1. トランサミン錠・カプセル 添付文書(第一三共(KEGG MEDICUS掲載))
  2. シナール配合錠 添付文書(シオノギファーマ(KEGG MEDICUS掲載))
  3. ハイチオール錠 添付文書(久光製薬(KEGG MEDICUS掲載))
  4. ユベラ錠 添付文書(アルフレッサファーマ(KEGG MEDICUS掲載))
  5. 薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年8月13日適用)(厚生労働省)
  6. トランシーノEX 製品情報(使用上の注意)(第一三共ヘルスケア)
  7. 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ(厚生労働省)
  8. 医薬品副作用被害救済制度の給付対象(医薬品医療機器総合機構(PMDA))
  9. No.1122 医療費控除の対象となる医療費(タックスアンサー)(国税庁)
  10. 医療広告ガイドライン(令和8年3月30日最終改正)(厚生労働省)
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